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円相場下落で爆買い外国人減少に危機感・日本経済【海外のニュース】

 

 

円安特需

最近の急激な円相場の推移に対して、海外のメディアも高い関心を示しています。以下に海外のニュースをご紹介します。

 

東京都では、最近観光バス会社および運転手に対して「大型バス駐車場情報」を刷新し特に外国人観光客が多く訪れる浅草や秋葉原などの地域で交通対策に乗り出した。

 

背景には、2015年末まで続いていた円安傾向で海外からの観光客、特にアジアからの訪日客がうなぎ上りに増えているためである。2019年ラグビーワールドカップと2020年東京オリンピックなど大型イベントが目白押しの日本では、この機会を最大限に活用して「観光立国」としての地位を確立したい考えだ。ところが、その目論見にも微妙な変化が見え始めた。その理由は「円高」だ。 

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wikipedia

 

爆買い

昨年の訪日外国人の数は1973万人で、なんと前年比47%増となった。これは約3年前から続いた円高の影響によるところが大きい。訪日客の多くは、アジア諸国の人々が多く、特に増え続ける中間層の影響で中国からの「爆買い客」の増加は著しい。日本政府では、2016年にも20%以上の訪日外国人の増加を見込んでおり、東京オリンピックまでには「観光立国」として3000万人規模まで拡大したい考えだ。

 

滞在中に訪日外国人が消費する金額も2014年から71%もアップして3.5兆円規模にまで達している。これは、日本を代表する自動車関連、鉄鋼関連などに継ぐ経済規模である。その多くは、小売業、輸送関連そして不動産などだ。飲食店などの売り上げも軒並み上がっている。

 

観光立国にかげり

ところが、それら「観光立国」としての日本の夢が今年1月からの円高への逆戻りで、早くも揺らぎ始めている。2015年には1ドル120円代で推移していた円相場では、たとえばカルティエの時計がソウルや香港よりも東京の方が安く買える現象が起きていた。これが現在の113円を割ると再び世界の買い物相場が逆転しかねないのである。

 

1月に日銀が発表したマイナス金利の影響でそれ以上の円安には歯止めがかかっている状態だが、関係者の間ではこれからの数ヶ月で再び110円台を割ることもありえると言う。2016年も大きな集客を見込んでる日本の観光業界では、円高による訪日外国人の減少に大きな危機感を抱いている。(ソース:SMH)

 

編集後記

過去には市場介入までして円高誘導をしてきた日本だが、昨年来の「円安効果」で国民の多くがビジネスの根本を大きく変えて「観光立国」としての道に希望を見出した矢先である。日本は長く不景気が続いており、国民は将来への道筋を見出せないまま不安を抱えている。過去3年間続いた「アベノミクス」も円安終焉とともに息切れが続いている。即急に国民に対して正しい道筋を与えることこそ政府としての役目ではあるまいか?