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シルベスタースタローンがロッキーを超える日・映画クリード

 

 

 

オスカーノミネート

クリード・チャンプを継ぐ男』に出演した、『シルベスター・スタローン』が2016年2月28日に発表される『アメリカ・アカデミー賞』の助演男優賞の最有力候補の一人に名前があがったことで、再び注目が集まっています。

 

 

 

復活

アカデミー賞では、過去にも“復活”してきた有名俳優たちがオスカーを手にしており、『ショーンコネリー』や『ジュリア・ロバーツ』などがいわゆる“カムバック俳優”の代表選手と言われています。

 

ショーンコネリー

あの『007』でおなじみの『ショーン・コネリー』もジェームスボンド役では、一度もアカデミー賞を受賞した経験がありませんでした。しかし、1987年の映画『アン・タッチャブル』(ブライアン・デ・パルマ監督)でようやく、アカデミー・助演男優賞を受賞することができたのです。

 

ジュリア・ロバーツ

女優では、『プリティー・ウーマン』『プリティー・ブライド』『ノッティングヒルの恋人』など1990年代に数々のヒットを飛ばした『ジュリア・ロバーツ』。

 

彼女にとっては、1990年の出世作『プリティーウーマン』が一大ヒットしたことにより、一躍スターの座にのぼりますが、アカデミー賞では、候補にノミネートされるにとどまっていました。

 

しかし、そんな彼女も2001年の映画『エリン・ブロコビッチ』での見事な演技で、アカデミー・主演女優賞を受賞しています。まさに11年後の大復活でしたね。

 

 

 

シルベスター・スタローン

2016年の『アカデミー賞』でのカムバック組の代表は、なんと言って『クリード・チャンプを継ぐ男』に出演した『シルベスター・スタローン』でしょう。

 

すでに、アメリカ映画批評会議において、最優秀助演男優賞も受賞しており、来年のオスカー賞の可能性は、限りなく高いと言えます。

 

スタローンは、1976年に不屈のボクシングストーリー『ロッキー』でアメリカ・アカデミー賞の主演男優賞と脚本賞にノミネートされていますが、今日に至るまで、受賞はしていません。

 

今回の『クリード・チャンプを継ぐ男』では、シルベスター・スタローン演じる『ロッキー・バルボア』が、かつてのライバルで元ヘビー級王者の『アポロ・クリード』の息子『アドニス・クリード』のトレーナーとして、技術面と精神面から彼を一人前のファイターに仕上げていくストーリーで、『シルベスター・スタローン』が演じる特有の孤独感や心の葛藤、そして往年のボクサーとしての誇りなどが、実に上手く表現されていると言えます。

 

『クリード・チャンプを継ぐ男』では、随所に『ロッキー』の影響を盛り込んでいて、たとえば、あのロッキーが駆け上がった『フィラデルフィア美術館』などは、ロッキーファンならば、だれでも思い出す、おなじみのシーンです。

 

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同映画は、公開わずか一週間で、すでに$44億ドルの興行収益を記録しており、また、スタローン自身は、『ナショナル・ボードオブ・レビュー』と、『ボストン・オンライン・映画評論家協会』から助演男優賞をすでに受賞しています。

 

2016年のアメリカ・アカデミー賞で、『シルベスター・スタローン』が候補にノミネートされることは、ほぼ間違いないでしょう。そして、もし彼が『オスカー』を受賞して、満席の参加者からスタンディングオベーションを受けることができたなら、その時は、『シルベスター・スタローン』が本物のチャンピオンとして『ロッキー』を越える瞬間となるでしょう。

 

今から楽しみですね。

 

アカデミー賞スケジュール

2015年12月30日 各賞ノミネート開始

2016年01月08日 各賞ノミネート締め切り

2016年01月14日 各賞ノミネート発表

2016年02月28日 第88回アカデミー賞発表