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テニス界八百長疑惑浮上!イタリア選手処分、全豪オープン2016

 

 

 

テニス界八百長疑惑浮!

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みなさん、こんにちは。

 

いよいよ、今日からはじまるテニスの全豪オープンを目前にして、テニス界をめぐる世界的な八百長試合の疑惑が明らかになりました。テニス界の不正を追及する捜査機関『TIU』では、すでに多数の証拠もつかんであり、トップレベルの選手やグランドスラムでの八百長試合も含まれているということです。

 

TIU内部調査

TIUの内部調査によると、過去10年間において、世界ランキング50位以内の選手が最低でも16人以上、八百長試合に関与していると報じています。

 

八百長試合の裏には、巨額なスポーツギャンブル組織の存在が浮き彫りになり、TIUでは、各国の警察とも連携して、広範な調査を進めています。

 

はじめに、疑惑の中心に浮上した選手の名前は、元世界ランク3位で、2014年に引退した、ニコライ・ダビデンコ選手ともう一人は、マーティン・ヴァサロ・アグレロ選手。当局の調べに対して、二人とも潔白を証明したとなっていますが、疑惑の多い二人からは、ギャンブル組織との関係を含め、引き続き聞き取り調査を行っています。

 

ギャンブル・マフィア組織

ギャンブル組織の存在が確認されているのは、ロシア、イタリアを本拠にするマフィア関連の組織で、一試合ごとに数百億ドルの賭け金が動くと言われ、権威あるウィンブルドンでも、八百長試合が繰り広げられているとの情報です。

 

主要大会で八百長に加担した選手には、約5万ドルの報酬が、ギャンブルマフィア組織から支払われていると言う。

 

去る1月11日には、TIUと連携調査をすすめてきた、イタリア・テニス連盟が八百長試合に関与した、ダニエレ・ブラッキアリ選手とポティート・スタラ-チェ選手の二人を40日間の出場停止処分にすると発表した。

 

 

TIUの主な活動

現在TIUでは、常時5人の調査員がおり、そのニュースソースは、試合に参加する選手と公式なブックメーカーからの八百長疑惑の通報に基づき、調査をすすめています。年間に20から30公式戦をモニターしており、過去2年間において、八百長関与の選手2人と大会関係者1人を処分しました。

 

八百長事件に関与する選手の動機については、高いコーチ代や移動、宿泊代金がまかなえない選手のフトコロ実情があるためだとしています。

 

疑惑の選手8人が全豪出場?!

八百長疑惑が渦巻く中、今日から始まった、全豪オープン・グランドスラムにも、疑惑のある選手が8人出場すると英国BBC放送が伝えています。

 

八百長疑惑が、全豪オープンに出場している他の選手に対し、心理面での影響が心配されるところですね。現に地元オーストラリアの若手『ニック・キリオス選手』が、昨年のウィンブルドンで見せた、怠慢なプレーを新聞記者から『八百長か?』と問われ激怒したとの報道もあります。

 

選手一人ひとりのモラルハザードを高くして、テニス界の健全性を取り戻してもらいたいですね。