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【訃報】モハメッドアリ氏死去、ボクシング元ヘビー級世界王者

アントニオ猪木vsモハメッドアリ / 格闘技世界一決定戦

ボクシングの元世界王者モハメッドアリ氏が死去した。日本では1976年6月アントニオ猪木と戦った「格闘技世界一決定戦」の記憶が鮮明に残る。

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海外メディアの反応 / kwg.com

ボクシングの元世界王者モハメッド・アリ氏が日本時間の6月4日入院先のアリソ"ナ州フェニックスの病院で亡くなった。享年74歳。

 

モハメッド・アリ氏は現役引退後長年パーキンソン病を患って闘病生活を続けていたが今週木曜日に呼吸器系の疾患を併発して病院に入院した。

 

モハメッド・アリ氏は現役時代「サ"・グレート・アリ」と呼ばれ1964年ソニーリンストンとの激闘を制してボクシングヘビー級の世界チャンピオンに輝いた。

 

ベトナム戦争徴兵を回避したモハメッドアリはその後1974年と1978年にも世界タイトルを獲得。世界にその名を広めた。

 

現役時代の通算戦績は56勝5敗37ノックアウト。アリのボクシングスタイルは「蝶のように舞い、蜂のごとく刺す」と言われ多くのボクシングファンを魅了した。

 

モハメッド・アリの本名はカシウス・クレイ。イスラム教に改宗してからモハメッド・アリと名乗るようになる。生まれはケンタッキー州ルイスビル。

 

アリとボクシングの出会いは、アリが12歳のとき大切にしていた自転車が盗まれ、警察官に盗んだやつを叩きのめしてやりたい、と打ち明けたところ警察官が「それなら戦うことを学んで強くならなければいけない」と言ったことがきっかけだ。

 

アリのデビューは1954年、その6年後にはローマ五輪に出場し金メダルを獲得、一躍アメリカボクシング界のスーパースターにのし上がる。

 

 

 

ヴェトナム戦争時代には徴兵が来たものの自身のイスラム教信仰と戦争反対を理由にヴェトナム行きを却下している。

 

モハメッドアリの輝かしい歴史の中でも14ラウンドまで死闘を演じた「ジョー・フレイサ"-」との一戦は世紀のマッチとして有名。

 

その他1974年の無敗のヘビー級王者「ジョージ・フォアマン」との一戦も記憶に残る。

 

モハメッドアリは1981年に現役を引退し、その後は「博愛主義者」としてチャリティー活動などに専念する。

 

1984年には自身のパーキンソン病を発表。難病にかかってからもオリンピックへの貢献やモハメッドアリ・パーキンソンセンターなどを立ち上げ社会に貢献した。

 

1996年のアトランタオリンピックでは最後のランナーとして聖火台にオリンピックの火をともした。パーキンソン病で闘病中のモハメッドアリが点火する場面は海外でも放映され世界中の人々に勇気と愛と感動をあたえた。

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