沢村栄治賞の選考基準。2016年は広島ジョンソンが受賞
2016年沢村賞に広島のジョンソンが受賞
2016年中もっとも優れた先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が都内のホテルで開かれ15勝7敗、防御率2.15、登板数26試合、勝率6割8分2厘で広島東洋カープのクリス・ジョンソンを選出した。
選考委員会のメンバー
堀内恒夫(沢村賞2回)、平松政次(同1回)、村田兆治、北別府学(同2回)、山田久志。
沢村賞選考基準
(1)15以上の勝利数
(2)150以上の奪三振数
(3)10以上の完投試合数
(4)2・50以下の防御率
(5)200イニング以上の投球回数
(6)25以上の登板数
(7)6割以上の勝率
沢村賞創設の歴史
プロ野球創生期に豪速球投手として活躍し、1944年に戦死した沢村栄治氏の栄誉と功績をたたえ、47年に創設された。
選考対象はその年に活躍した先発完投型の投手。7項目の基準(15勝以上、150奪三振以上、10完投以上、防御率2.50以下、200投球回以上、25試合以上登板、勝率6割以上)があり、「選考委員会」が原則1人を選出する。当初はセ・リーグ所属選手が対象で、89年からセ・パ両リーグに広げられた。