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ドナルド・トランプ氏ノースカロライナ州でもリード!共和党予備選

 

 

 

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ドナルド・トランプ氏の次なる標的

共和党の次期大統領候補、ドナルド・トランプ氏は、次なる対戦相手をもとめて、ひたすら突き進んでいます。先日は、バチカンのローマ法王と対戦、次に世界の企業アップル社と対戦、そして今度は、あのボーイング社までもがドナルド・トランプ氏の標的に指名されているのです。

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引用:SMH

 

アメリカの不動産王で、現在、共和党の指名争いのトップを走るドナルド・トランプ氏は、昨年12月に発生したカリフォルニア州サンベルナルドの14人の射殺事件にからみ、司法当局がアップル社に対して、捜査協力として、iPhoneの情報開示を依頼したことに同社が依頼を却下したことで、ドナルドトランプ氏は、アップル社のボイコットを呼びかけている。

 

サウスカロライナ州での演説で“アップルが捜査に協力するまで、アップル社製品をボイコットしよう!”と声高に唱えた。アップル社のティム・クック社長を名指で指名し、“捜査に協力もせす”金儲けばかり考えているやつは、さては、民主党の支持者だな?!“と吼えまくっている。そして、自身のツイッターでは、「アップル社が捜査に協力しないのなら、オレは、IPhoneの使用をやめる。しばらくは、サムソン製をつかうせ”」と公言しているのだ。

 

ノースカロライナ州

ドナルド・トランプ氏は、今週末、サウスカロライナ州での予備選挙を控えており、世界のアップルを標的としたドナルド・トランプ氏の“口撃”は、絶好調と言えるだろう。

 

さて、次なるドナルド・トランプ氏の標的は、世界の翼「ボーイング社」である。ボーイング社の工場がある、マーテルビーチでの演説で、“もしオレ様が大統領にならなかったら、君たち大変なことになるよ?! 仕事を失うことになるかもしれない。なせ”なら現在、ボーイング社は、中国国内で工場を建設しようとしている。そして、将来中国の通貨が切り下げられれば、ボーイングは、アメリカ国内の工場を縮小して、中国での生産を拡大させる。そうなると君たちは、職を失うことになるのだ。これは、大変恐ろしいことだ。君たちは、十分注意しなければならない。しかし、もし俺様が大統領になったら、そんなことはさせない。なせ”ならば、中国と対等以上にネゴシエートできるのは、このドナルド・トランプだけだからだ。“ 

 

ノースカロライナ州では、2011年からボーイング社の新型機“787ドリームライナー”の組み立て工場が稼動しており、同工場では、8000人の従業員を雇用しており、その雇用の条件は、“非組合員”であることだと言う。ボーイング社は、航空機のエンジンや機体の生産自体は、アメリカ国内で行っており、巨額を投資した中国工場では、主に最終の組立作業を行い、完成品を世界の市場に送り出す計画だ。ボーイング社の広報によれば、“ノースカロライナの工場には、20億ドルの設備投資をしており、雇用の確保と地域社会への貢献を約束している。”と話す。

 

地元調査でもトランプ氏リード

地元メディアの事前調査によると、ドナルド・トランプ氏は、サウスカロライナ州でもリードを広げており、その後に、テッド・クルース”氏が彼に続いている。そのテッド・クルース”氏に対しては、“今まで見たことも聞いたこともない嘘つき!”とドナルド・トランプ氏の“口撃”も好調だ。そして、最近おとなしい、マルコ・ルビオ候補に対しては、“ヤツは、堂々と勝負できんのかい? ”とこき下ろす。

 

ローマ法王との対戦?!は、トーンダウンが得策

また、2日前には、メキシコを訪問中のローマ法王がトランプ氏の対メキシコ不法移民政策に対し、“ドナルド・トランプ氏は、キリスト教徒にあらす””と発言したことで、大きな話題を呼んでいる。ローマ法王が、他国の政治に発言することは、異例中の異例だ。それに対して、ドナルド・トランプ氏は、“けしからん!”といったんは、怒りをあらわにしたのだが、世界規模の人気では、ローマ法王に勝てないと見てか、“ローマ法王のことは、尊敬している。”と、その後トーンダウンしている。

 

今週予備選を控えたノースカロライナ州は、代々強力な共和党の支持基盤である。その反面、移民の多い地域でもある。そのためノースカロライナ州の結果が、その後、3月からはじまる、アメリカ南部の予備選挙に大きく左右することが予想される。

したがって、ドナルド・トランプ氏をはじめ、他の候補たちにとっても、ノースカロライナ州での予備選挙は、はす”せない大事な予備選だ。もし、ドナルド・トランプ氏が勝利すると、今後の選挙展開に大きな希望がつくことになる。

 

現段階での地元調査では、ドナルド・トランプ氏が36%で大きくリードしており、その後にクルース”氏が17%、ルビオ氏15%、ブッシュ氏13%となっている。

 

編集後記

アメリカ予備選も各地で、ヒートアップしてきました。共和党では、今のところドナルド・トランプ氏がリードを広げておりますが、これは、有権者が“強いアメリカ”の復活を希求し、従来の政治に疲れきっている証拠といえるでしょう。ビジネスの世界で大成功をおさめたドナルド・トランプ氏ですが、はたして、政治の世界でも勝者になれるのか、大変興味のあるところですね。このあたりの自由な展開が、アメリカ大統領選挙の面白いところですね。

 

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