海外のニュース・ストリームサイト

ジェットストリーム

ニュースや世の中の出来事をお伝えいたします。

映画スポットライト・世紀のスクープのあらすじと反応【感想】

 

 

スポットライト・世紀のスクープ

 2016年のアカデミー賞で作品賞と脚本賞を見事に獲得した話題の映画「スポットライト・世紀のスクープ」の日本公開が4月15日からロードーショーではじまります。それに先行して試写会に参加しましたので、感想とストーリーをお伝えします。

 

感想

かなり大人の映画です。鑑賞前に軽くストーリーを見ていった方がより理解が深まって良いでしょう。CGや特殊効果など一切使わす”に生の俳優だけで演技しているところが、人間臭くてよいところです。マイケル・キートン(ロブ役)は前作「バードマン」や超ヒット作「バットマン」などのアクション系映画で人気を博していたので今回の配役は新鮮な感じですし、久々のドキュメンタリータッチの映画出演にマイケルキートンの俳優としての幅の広さを感じます。また、アベンジャーで一躍有名になった、マーク・ラファロ(マイク役)も実にいい演技をしており新聞記者としての使命感に燃えて途中でロブと口論するシーンは迫真の演技といえるでしょう。

 

カソリック教会の奥深くで巣食うドロドロとした児童虐待の話だが、見ている側に不快感を与えないためかそれともカソリック教会に配慮しいてか、性的虐待のシーンは一切ない。このあたりに多少の描写があると映画がもう少しリアリティーのあるものに仕上がっていたのではないかと感じるし、見ている側が何についてストーリーなのかより分かりやすいのではないかと思う。(ダビンチコード程でないにせよ。。)しかしカソリック教会が起こした事件をボストンの街ぐるみで覆い隠そうとするあたりは、今のアメリカ全土の病巣を象徴しているような、それだからこそ次期大統領選でなせ”ドナルドトランプが人気があるのか多少なりとも理解できそうだ。

 

アカデミー賞受賞には、描写の物足りなさを感じるものの、人間臭いストーリーやCGを一切使わない撮影など実に質が高く久々にいい映画を観たという感じ。

   

 

視聴者の反応(ツイッターより)

・スポットライトは、今のジャーナリス”ムを救えるか?ムリだけど少しは助けになる。

 

・久々に質の高い映画をみたわ。ジャーナリストはいつの時代にも目をつぶってはいけないのよ!

 

・ジャーナリス”ムの勝利だ!すべての新聞記者は必す“見るべきだ!

 

・すでに2回見たけど、これほど重要な映画はほかにないね。

 

・メディアのパワーと重要性を認識させてくれる作品だ!

 

ストーリー

映画『スポットライト 世紀のスクープ』が2016年4月15日(金)より、全国公開ロードショー。第88回アカデミー賞では作品賞、脚本賞を受賞ししており、これまでの映画賞で既に122を受賞(次点含む)しノミネートを加えると211(2016年2月末現在)もの栄誉に輝いている。

 

ボストン・グローブ紙の記者たちが、カトリック教会の一大スキャンダルに立ち向かった実話をもとにした本作。彼らは、“SPOTLIGHT”と名のついた一面記事に、神父による性的虐待と、その事実を看過し続けたカトリック教会の共犯ともいえる関係を取り上げた。さらに、教会で長く隠蔽されてきた衝撃的な歴史をつまびらかにし、社会でもっとも権力をふるう人物たちを失脚に追い込むことになる。それは記者生命を懸けた闘いだった……。

 

実在の物語を、緊迫感にあふれるスリリングなドラマに仕立てたのは、『扉をたたく人』で注目を集め、2015年に『靴職人と魔法のミシン』が日本でもスマッシュヒットを記録したトム・マッカーシー監督。記者役は、アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での演技が絶賛されたマイケル・キートン、『フォックスキャッチャー』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロたちが担当。豪華な面々が顔をそろえる。

 

2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。


その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》
を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター“ロビー"ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。


やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸
となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった…。

 

詳細

映画『スポットライト 世紀のスクープ』
原題:SPOTLIGHT
公開時期:2016年4月
監督:トム・マッカーシー
脚本:トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
撮影:マサノブ・タカヤナギ
出演:マイケル・キートン、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチ、リーヴ・シュレイバーほか

http://www.fashion-press.net/