2016東京マラソン・ハイテク警備にコスプレラン【海外の反応】
東京オリンピックを想定したハイテク警備
昨日行われた『2016年東京マラソン』では、4年後に開催される東京オリンピックを想定したハイテク警備が多数導入された。マラソンを主催する東京都では、多数の被害者が出た2013年のボストンマラソン事件や昨年パリで起きた爆弾テロ事件を教訓に開催中のテロ行為や他の事故に備えた訓練を年々強化している。
その一つが、大手警備会社からの協力で、今回初めて導入した『顔認証システム』だ。このシステムは、スタート地点のゲートに設置し、マラソン参加者の顔を赤外線センサーで識別し、事前に登録してある写真IDと瞬時に一致させるシステム。今回は試験的な導入のため、限られた参加者を対象としたが、2020年のオリンピックでは、全てのイベントへの導入を検討している。
eforensicsmag.com
また、今年はドローンと無人飛行船を使ってスタート地点やゴール地点での航空写真を撮影して、毎時警視庁の警備センターに送信するシステムも導入された。
secom.co.jp
また、一番の話題は、『ランニングポリス』の存在だ。レース中にセキュリティーカメラを備えた警察官を並走させて、参加選手や沿道のファンの警備を担当した。今年は警視庁から90人召集されたランニングポリスは、特にマラソンの得意な警察官が選ばれたと言い、海外では『ランニングポリスが金メダルか?』との期待もかかった?!
tokyo metro police department
開催中には、1万人以上の警察官や民間警備員が投入され警戒にあたり、また舞台裏では、昨年4月に編成された警視庁の特別機動隊がサブマシンガンを常備して万全の体制警備を担当した。4年後の東京オリンピックに向けて『安全な街・東京』を世界にアピールした。
コスプレランも海外で話題に
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tokyo marathon 2016
世界的なランニングイベント・東京マラソンのもうひとつの大きな話題は、何と言っても『コスプレ・ラン』だ。毎年有志ランナーが、思い思いのコスチュームで参加して、海外からの参加者やメディアをよろこばせている。
コスプレランナーの中には、ウェディングドレスで走る姿やイエス・キリスト、ピカチューなどで、完走するランナーもいる。2月の東京はまだまだ冬の最中。寒さにも負けす"にコスプレランナーたちは、元気いっぱいだ。
tokyo marathon 2016
主催者側の話では、テロ対策の強化としてコスチュームの制限を設けたとの事。顔を識別できない衣装や、著しく他のランナーの妨害にあたるコスチュームでの参加は、禁止だと言う。それでも、マラソンに参加するコスプレ愛好者(?)は、富士山、バットマンなどのコスチュームで思い思いに今年の東京マラソンを満喫していた。
(ニュースソース:sydney morning herald)