オバマ米大統領・現職初広島被爆地訪問・プロフィールと経歴
プロフィール
バラク・フセイン・オバマ2世
1961年8月4日生まれ
第44代アメリカ合衆国大統領
2009年ノーベル平和賞を受賞
宗教はプロテスタントのキリスト教であるが、父親はイスラム教徒だった。父親は、ケニア系移民で母親は、カンサ"ス州出身の白人
日本との関係
日本の民主党政権時代に米軍沖縄問題などで日米間に多大な問題が生じた有名な鳩山総理「トラストミー」事件など特別良好と言えるほどではない。最近になってようやく安倍自民党政権との間で関係改善がなされ、先のケリー国務長官、そして今回のオバマ大統領広島訪問が実現した。
中国との関係
親戚筋に中国系米国人がいる。政権発足当初中国との協調路線を採ったため「親中派」と評されることもあった。現在でも米中相互理解を促がし、ダライラマとの会談を見送るなど、チベット問題や新疆ウィグル問題などで中国側への理解を示した。中国の南シナ海進出に対しては、一貫して反対の立場を取っている。
功績
オバマ大統領最大の功績は、何と言っても米国医療保険制度改革、いわゆる「オバマケア」の導入である。今まで国民保険制度が無かった米国ではオバマケアによって国民皆保険制度が導入されることになった。
2012年には現職の大統領としては初めて同姓婚支持を支持して話題になった。
そして何より黒人として第44代アメリカ合衆国大統領に就任したことは歴史に残る功績と言えよう。
家族
1992年に妻ミシェルと結婚、長女マリア、次女ナターシャの4人家族。妻のミシェルはプリンストン大学卒業後、オバマ大統領と同じハーバード・ロースクール卒業の才女。職業は弁護士。夫とは同じ弁護士事務所勤務で出会った。また人権運動や食育改革にも熱心に活動する。
経歴
バラク・オバマ米大統領は、ハワイ州ホノルルで生まれ。父バラク(1936.4.4-1982.11.24)と母アン(1942.11.29-1995.11.7)の一人息子である。
父はケニア人留学生であった。両親が離婚した後、オバマは母とともにインドネシアに移住した。その後、ハワイの祖父母のところに身を寄せてオクシデンタル・カレッジに入学した。その後コロンビア大学に編入し卒業後、オバマはシカゴ南部の貧困地区で地域活動家として働いた。
ハーヴァード大学ロー・スクールを修了し、シカゴ大学で講師を務めた。イリノイ州上院議員を手始めに政界に進出。一度、連邦下院議員予備選挙で敗れたものの、連邦上院議員に当選を果たした。
2008年の大統領予備選挙では草の根の運動を展開し、ワシントンの既得権益からの決別を唱えてヒラリー・クリントンに勝利し、民主党候補指名を獲得した。本選でも共和党候補ジョン・マケインを破って勝利した大統領としてオバマは選挙で公約に掲げていた国民皆保険制度の実現を推進したが、保守派の強い抵抗にあって、その実現は難航した。
2010年3月23日、オバマはようやく医療保険改革法案を成立させ、国民の保険加入の事実上の義務化に踏み切った。
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